今日の神言

 青空の広ひろきを己おのが心とせ おりおりかかる雲をはらいよ

お知らせ

第37回 大和山献油式

 令和3年10月31日、天台宗総本山比叡山延暦寺・根本中堂(国宝)において、大和山献油式が執り行われました。昭和60年より毎年行われている大和山献油式は、今年37回目を迎えました。今年もコロナ禍のため、教信徒の参列を募らないで行われました。早朝より降り続いていた雨も開式前には上がり、さわやかな秋晴れの中、午前10時より一隅を照らす会館前から大和山関係者、延暦寺式衆一行が参進して、改修中の根本中堂へ入堂し、中陣の式場にて開式となりました。中山玄童副執行の開会の辞の後、大和松園教主より天台座主森川宏映猊下に、自家精製菜種油「千年油」540ℓ、「蓮華わらじ」1200足、「蓮華笠」1領の奉納目録が贈呈され、座主猊下より請書の目録が教主へ手渡されました。続いて法要となり、「精油加持」「『不滅の法灯』灌油の儀」で教主が内陣に入り、1200年以上灯り続けている不滅の法灯へ「千年油」を注ぎました。その後、焼香が行われ、座主猊下よりお言葉を賜り、教主が挨拶を述べた後、水尾寂芳延暦寺執行の謝辞がありました。最後に、大和山聖歌「ともしびの歌」を奉唱して、第37回大和山献油式は終了しました。 

根本中堂へ参進する一行

奉納目録

請書授受

不滅の法灯「灌油の儀」(内陣)