今日の神言

 強く強くふみいだしゆけまめひとよ 神ともにあらんいつの日までも

お知らせ

第35回 大和山献油式

 令和元年10月27日、天台宗総本山比叡山延暦寺・根本中堂(国宝)において、第35回大和山献油式が執り行われました。昭和60年より毎年行われている大和山献油式は今年35回の節目の年となりました。献油式には全国各地より、280名の大和山教信徒が参列しました。秋晴れの中、午前10時より、一隅を照らす会館前から大和山関係者、延暦寺式衆一行が参進して、現在改修中の根本中堂へ入堂し、中陣の式場にて開式となりました。はじめに、「天台宗歌」が奉唱された後、大和松園教主より天台座主森川宏映猊下に、自家精製菜種油「千年油」540ℓ、「蓮華わらじ」1200足、「蓮華笠」1領の奉納目録が贈呈され、森川猊下より請書と記念品の目録が教主へ手渡されました。続いて法要となり、「精油加持」「『不滅の法灯』灌油の儀」で教主が内陣に入り、1200年以上灯り続けている不滅の法灯へ「千年油」を注ぎました。その後、焼香が行われ、森川猊下よりお言葉を賜り、教主が挨拶を述べた後、小堀光實延暦寺執行より謝辞が述べられました。最後に、大和山聖歌「ともしびの歌」を奉唱して、第35回大和山献油式は終了しました。

根本中堂へ参進する一行

奉納目録

請書授受

不滅の法灯「灌油の儀」(内陣)

座主猊下お言葉

教主挨拶

小堀執行謝辞

大和山参列者

 献油式前日(10月26日)には、献油式参加者180名によって、奉納される「千年油」が根本中堂へ搬入されました。その後、延暦寺会館2階大ホールで研修会が行われ、平成29年に千日回峰行を満行した北嶺大行満・叡南浩元師よりご講演をいただきました。

千年油の搬入

千年油

講演会(延暦寺会館)

叡南浩元大阿闍梨